夏だから日本酒を楽しむ!

こんにちは、女性のための日本酒サイトのみねーと、店長の大室です。
それにしても、毎日暑い暑い暑い!
日本列島どこに行っても暑いの!?と思うくらい、今年の夏は暑いです。
でも昨年も暑かった気もする。。。
そうです、毎年日本の夏は暑いのです。
そんな日本を涼しくするために、のみねーとが今月ご用意したお酒3本。
今回は「夏に楽しむ」ことを実践してみました!お酒を飲む楽しみは、偶然からも生まれるのですね!
そんなお酒をご紹介します。
今回は町田市、町田新産業創造センターにて日本酒を楽しむ会(お酒の選考会を兼ねる)が開催されました。
日本酒を楽しむ会の前には、新しいライフサイクル論である「春夏秋冬理論」のベーシック講座も開催されました。認定講師であるライフロジックパートナーの大田知美さん主催の講座です。
今回の「日本酒を楽しむ会」も、いつもお世話になっている3.P.M.(さんじ)の横田美宝子さんにお越しいただき、「町田・日本酒・おやつまセッション」と題して横田さんの手がけた「おやつまみ」と日本酒の相性について楽しみました。
6月に書籍『3pmさんのおやつまみいろいろ 野菜そのままの自然の色がおいしい!』を出版されたばかりの横田さん。
本に書かれている「おやつまみ(おやつ+つまみ)」レシピを再現して下さった「おやつまみボックス」に、参加者の皆さん、興味津々でした。
さて、今月のテーマは『夏だから「飲み方」を楽しむ日本酒3本』です。
「え、”日本酒を楽しむ?”って飲んだら楽しいじゃない。
私は飲むだけで楽しいけれど?」
と思われた方。
・・・そう、普通に飲んだら楽しいんです。
では、「日本酒の楽しみ方」といえば、どんな楽しみ方があるでしょうか?
「日本酒を楽しむ5つの方法」をご紹介しましょう。
①分類された特徴ごとに楽しむ。
②温度帯を楽しむ。
③器(うつわ)を楽しむ。
④季節を楽しむ。
⑤料理と合わせる。
・・・あ、しまった、これを書き始めると長くなります。
今日は 「夏のお酒の楽しみ方」 をお伝えする場なので、これは次回書く事にしましょう。
色んな楽しみ方がある中で、今月、私がご提案したいのは
「自分の好きなように楽しみましょうよ。」
という事になります。
今月の日本酒、それぞれに特徴のあるお酒です。
千葉県・東灘酒造さんのお酒です。
「特別純米」とは、純米酒の中でも原料にこだわり、精米歩合を高め、香り、味ともに良好だと蔵元が判断したものに名づける名称 です。
「直詰」とは、仕込んだお酒を貯蔵せず、出来立てのまま、瓶詰すること。
熟成させないので、出来たての若々しお酒を楽しむことが出来ます。
若干の醪(もろみ=溶けたお米のこと)と発酵由来の微炭酸ガスが瓶の中に入り、さらにフレッシュさを感じさせてくれます。
「生」というのは、生酒という事。
生酒は加熱殺菌を行っていないお酒の事です。
生酒の反対語は「火入れ酒」。
火入れ酒とは加熱殺菌を行ったお酒の事を言います。
加熱殺菌を行う事で、お酒の成長をストップさせ、品質を安定させます。
しかし、お酒自体を温めて殺菌するため、出来立てのフレッシュな感じは無くなってしまいます。
生酒の場合は加熱殺菌を行わない事で、フレッシュさを楽しむことが出来るのです。
鳴海の風の楽しみ方は、まずは「冷やして飲む」でしょう。
10℃~15℃設定の冷蔵庫に2~3時間入れて頂ければ、十分に冷えます。
ボトルクーラーで冷やすのでしたら、氷水の中に瓶を10~15分程度入れてもらうと、飲み頃まで冷えますよ。
スッキリした、純米酒ならではのお米を感じる控えめな香りが爽やかです。
ガラスのお猪口で頂くと、口当たりがスッキリして飲みやすいです。
ワイングラスで頂くのも、香りが立って食事が進みそう。
幅広い料理に合いそうですが、今の時期でしたら鱧(ハモ)料理やウナギと合わせるのもいいですね。
食が進みそうです。
次のお酒は、『白川郷 にごり酒』。
岐阜県・三輪酒造さんのお酒です。
こちらのお酒、ぱっと見て冬を連想するイメージですよね。
にごり酒の白さが岐阜県白川郷の合掌集落に降り積もる雪を彷彿させる・・・。
それはそれで趣がありますが、夏に飲むのでしたら、お薦めの飲み方があります。
三輪酒造の三輪社長がお薦めされているのは「にごり酒ハイボール」!!
作り方は簡単。
1.大きめのグラス(ジョッキでもok)を用意します。
2.氷を沢山入れます。
3.にごり酒をグラスの三分の一から半分くらい入れます(お好みで)。(写真はテスト用を小さいコップでつくっています。)
にごり酒。これってすごいアレンジ出来るお酒だったことが実感できました。
三輪酒造さんには「純米にごり白川郷 炭酸純米 泡にごり酒」という発泡にごり酒もあるのです。
こちらも私はお気に入り、美味しいにごり酒なのですが、この「自分で作るにごり酒ハイボール」は楽しい!ですし、思った以上に料理との相性が幅広い。
これがお薦めポイントです。
お好みでレモンなど柑橘系の果実を絞ると、より爽やかさが増します。
それと、「にごり酒ロック」もおススメ。
1.グラスを用意します。
2.氷を入れます。
3.にごり酒を好きなだけ入れます。
4.できあがり!
・・・簡単ですね。
冷やしてストレートで飲むよりも、氷を入れることで、にごり酒の濃厚な口当たりがスッキリします。
氷が解けることで、アルコール度数も2~3度下がり、優しいお酒にもなりますね。
身体を冷やすほど飲むのはNGですが、暑い日が続きますので、適量を頂くとよいですね。
そして、この「にごり酒ハイボール」には、まだ先があったのです。。。
次にご紹介する『月うさぎ ナチュラル』。
なんとこれとの合わせ技。
つまり、ブレンド。
え、日本酒を混ぜちゃうの?
混ぜたらいいんです。
自分が楽しむ事に、やってはいけない事、悪い事はありません。
挑戦こそが人生です。
この「月うさぎ」。
奈良県・梅乃宿さんのお酒です。
日本酒をベースにした、リキュール(味の調整のために糖類がはいっている)です。
そのまま飲めば、やさしい甘みと炭酸ガスのシュワシュワ感を楽しむことが出来る、食前酒向きなお酒ですので、スイーツと合わせて飲んでも面白いお酒かと思います。
その、月うさぎを、混ぜる。
にごり酒ハイボールは甘さが少々足りない。
ですので、先ほどにごり酒ハイボールを作る際に入れていた炭酸水の量を半分に減らして、月うさぎを入れてみると・・・
うまい!
参加者の皆さん大好評!
口当たりが良くなりすぎて飲み過ぎるやつです。これは。
飲み過ぎて寝てしまわないよう、注意が必要です。
家で作ってほしいお酒です。
それくらい、美味しい。
よくある「お試しあれ~」とかそんなしょぼい表現では済まされない、にごり酒好き、発泡日本酒好きなら「飲みなさいよ。」と強くお薦めする今月のお酒たち。
お酒は本来、飲んで楽しむもの。
勉強する目的は「より美味しく、楽しく飲みたいから」という動機で良いと思います。
そして、お酒にまつわる文化、歴史、地域性に興味が湧いてきた、という方は、それぞれの興味を持った分野を深耕して頂くとより楽しくなるのでしょうね。
日本酒はその成立から長い年月を積み重ねている事と、日本全国で作られているという広い地域で発展してきた歴史があるので、それこそ一生かけて学んでも学びきれない世界が広がっていると思います。
色んな楽しみ方がある中で、今月、私がご提案したいのは「自分の好きなように楽しみましょうよ。」という事になります。
暑い日が続きますので、体の冷やし過ぎに注意しながら、美味しく日本酒生活したいですね。
夏バテに気をつけて、今夜も美味しく日本酒を楽しみ下さい!
今回、参加者の熊谷様より写真をお借りいたしました。熊谷様、ありがとうございました。
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月うさぎ ナチュラル
ほのかな甘みとデリケートな泡が魅力の低アルコールの飲みやすい微発泡リキュール酒。きめ細やかな泡とローズ系の華やかな香り、やさしい口あたりが特徴です。冷やして和食、イタリアンやフレンチなどとも合わせてお楽しみください。
価格 : 486円(税込)
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鳴海の風 特別純米 直詰め生
辛口でありながら柔らかな酒質で爽やかな飲み心地を感じる夏向けの冷やして飲みたいお酒。ピチピチの微々炭酸感は直詰めならではです。
価格 : 1458円(税込)
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白川郷 純米にごり酒
どぶろくの製法を生かし、醪(もろみ)そのままの為、非常に濃い純米にごり。中身の濃さと米のもつ自然のおいしさを、一年中安定した状態で味わえます。10度くらいに冷やして飲むか、ロックで飲んでも美味しい!
価格 : 1026円(税込)
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